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大江戸まんが絵巻「からくりマリア」

18世紀半ばの江戸時代。

平賀源内は異国文化の窓口長崎で壊れた西洋からくり人形を手に入る。

彼は”マリア”と名づけられたそのからくり人形を使い一山当てようと目論が、

マリアはただの機械仕掛けなく自らの意思を持った知的生命体であることが判明する。

彼女はなぜ日本にもたらされたのか?そして、その正体とは何なのか?

蘇ったマリアを奪還しようと襲ってくる謎の西洋秘密結社”黄金十字団”。

さらに時の権力者老中田沼意次の密謀。

 

さなざまな思惑が絡み、謎はさらに深まっていく…

日本諸国をめぐり、謎を追う源内とマリアの運命はいかに!

神州天馬侠

原作:吉川英治

カラクリまりあ

初めに、これはあくまでも『神州天馬侠』の映像化(アニメーション,オールCG)を

目的とした構成案であり、シナリオ化です。

吉川英治のこの原作はなんと80年も前に記されたものでありながら、

今回改めて読み直して驚いたことは、全くその古さを感じさせないということで、

むしろ昨今のハリウッド映画の方がこのテンポ感を真似たのではないかと思われるほどのスピード感溢れるものでした。

そして、入り組んだ物語の面白さや登場人物たちの多彩さ、スケール感などは長編ファンタジー、ハリーポッターシリーズなどと比べても何ら遜色なく、

私には絶対こっちの方が面白いとさえ思っている。

さすが時代小説の巨匠だけあって研ぎ澄まされた時代感覚や設定などは確かなものであり、児童小説でありながら大人も楽しめるエンターティメント作品になっています。

                                                                                                     アニメ監督 竹内啓雄

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